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2016.4.1

「運」と「命」の関係


竹内一郎氏の心に響く言葉より…

私たちが運を考えるとき、忘れてはならないのが「命(めい)」の存在です。

「命」は植物でいうと、種の部分です。

私たちは、朝顔の種は、朝顔に合った育て方をしないと、花を咲かせてくれないことを知っています。

また、菊の球根も同様です。

朝顔に菊の育て方をしても枯れてしまうか、立派な花をさかせてくれないかどちらかのはずです。

植物でいうなら、育て方の部分が「運」です。

太陽の光や、雨や、肥料などです。

私たちはこの事情に無頓着なのです。

運と命の関係を、ホンダの創業者・本田宗一郎氏の例で説明しましょう。

なぜ本田氏に運が開けたのでしょう。

まず、技術者として成功する命を持って生まれ、その命を上手に育てたのです。

そして、自分の素質に合ったフォームを見つけました。

本田氏が、生活の安定を求めて、国の研究機関や大手メーカーの開発部門に入社していたら、彼の命が開化したとは、到底思えません。

本田氏は、自分の命を最大限に活かし、自分に運が向くように行動して、結果的に運を引き寄せているのです。

さて、本田氏が今の時代に生まれたらと仮定しましょう。

母親が教育ママだったとします。

小学校のころから「宗一郎ちゃん、猛勉強して東大に行き、大手銀行のエリート社員になるのよ」と育てたとします。

本田氏は、根っからの技術屋ですから、東大法学部に入るような勉強と命が合っているとは考えられません。

そんな本田氏が、母親の叱咤激励のもと、ガリ勉に励み、塾や家庭教師漬けの日々を送ったとします。

恐らく、努力の10分の1の成果も現れないでしょう。

勉強しても勉強しても、成果が上がらないのです。

高校生になるころには、母親も本田氏もぼろぼろになっているでしょう。

それでも、やっとの努力で有名とはいえない大学の経済学部に入ったとします。

本田氏はいやな勉強をやりすぎて、燃えつき症候群になっているでしょう。

これは笑い話ではありません。

私の見立てでは、自分の命を誤り、運が塞がったような生き方をしている人がたくさんいるのです。

現在は、労働力の振り分けをするのに学校の勉強が大きな比重を占めています。

しかし、これは人間の命(可能性)から見ると、随分陳腐なスタイルをとっているといえます。

私は現状でも、一流大学を出た人の多くは、一流大学を出たことで職業の選択を誤り、運に見放されたような生き方をしている気がしてなりません。

もっと自分の命に忠実に生きれば、運の追い風を受けられるのに、と。

運と命とはこのような関係にあります。

運と命の兼ね合いで「運命」が決まっていくのです。

『運を強くする心の法則 (PHP文庫)』


竹内氏はこう語る。

「私の場合、劇作家、演出家という職業柄、劇作家や演出家、または俳優に知人がたくさんいます。

大きな仕事をする人は、確かに抜きんでた長所を持っています。

しかし、大きな欠点を抱えている気もするのです。

仕事だけ見れば、配慮の行き届いた完成度の高い仕事をする人が、私生活や友人関係では非常識なことを繰り返していることも珍しくありません。

長所が際立っている人は欠点も目立つように思います。

人間的にはずいぶんデコボコしています」(同書より)

自分の「命」という長所を知り、それを育てることは、逆にいうと短所も目立つということ。

だが、たいていの人は、自分の「命」を無視して、短所を治そうとする。

短所を治すということは、失敗することを恐れてチャレンジしないのと似ている。

松下幸之助翁しかり、本田宗一郎しかり、偉大な人には長所と同じくらい短所もある。

魅力ある人は、長所を伸ばした人。


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