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2016.4.27

いい言葉を使えば「いい運」がさらによくなる

萩本欽一氏の心に響く言葉より…

2015年の春、僕は73歳で大学生になりました。

社会人入試で受験する前の数ヶ月間は、もう必死。

人生で、あれほど集中して勉強した時期はありません。

駒澤大学仏教学部を選んだのは、「いい言葉」をもっと知りたかったら。

高校を卒業してすぐコメディアンの修行を始めた僕は、身体を使った笑いを追求しながら、いい言葉をずっと探していました。

言葉って、とても大事なんです。

僕は誰でも一生のうちに「いい運」と「悪い運」が半分ずつやってくると信じていますが、いい言葉を使えば「いい運」がさらによくなる。

言葉の選び方、使い方で自分の行動も変わるし、人にも影響を与えてしまうので、いい言葉をたくさん知って、大事な場面で使えるようになりたい。

仏教は素晴らしい言葉の宝庫だから、大学で学ぶとしたら仏教だ、そう思って選びました。

ところが実際に授業を受けてみたら、「学問」として教わる仏教は、素晴らしい言葉の前に「むずかしい言葉」ばっかり。

必死で黒板の文字を書き写し、家に帰って復習しようとしてもさっぱりわからない。

仏教の勉強は、僕に新しい出会いももたらしてくれました。

その一人が、テレビのバラエティ番組「ぶっちゃけ寺」(テレビ朝日)でご一緒した千葉公慈和尚。

僕よりずっと年下ですが、やさしい笑顔にス〜ッと引き寄せられて、仏教についてわからないことを千葉先生に聞いてみたんです。

つまりこれは、僕にとっての初課外授業。


《萩本》 数あるお経のなかから千葉先生の好きなものを一つ教えてほしいな。

《千葉》 たくさんいいお話があるんですが、『法華経』のなかにある「長者窮子(ちょうじゃぐうじ)のたとえ」という話が私は好きです。金持ちの家の道楽息子が財産を全部持ち逃げして食いつぶしてしまう物語なんですが。

《萩本》 僕も好きですね〜、そういう話(笑)。

《千葉》 一文無しで故郷の町に戻って、見知らぬ豪邸の下働きに雇われます。トイレ掃除から真面目に始めて、だんだん金庫番とか大事な仕事を任され、最後はその家の主人に財産を譲られるのですが、実はそれが自分のお父さんだったんです。息子が「父を裏切った息子に財産をくださるんですか?」と言うと、お父さんは「だって親子じゃないか」と。

《萩本》 なるほど。僕の考えでも、その息子は最高の親孝行ですよ。

《千葉》 えっ?

《萩本》 つまりね、お金を貯めすぎた人は、大病することが案外多い。そのお父さんは、息子がじゃんじゃんお金を使ってくれたことで、大病しなかったと思う。世間の人は「親不孝の道楽息子」と思うかもしれないけど、息子の行動は結局はお父さんのためになったんですよ。


『運がよくなる仏教の教え』集英社


萩本欽一氏はこう語る。

「『つらいなぁ』というのは、大きな運をつかむ予兆だと思う。

そこを逃げずに踏ん張ることが大事なんだ」

不運の後は、必ず幸運がやってくるし、その逆もある。

だが、不運のときにふてくされたり、愚痴や泣き言を言っていると、後から幸運はやってこない。

幸運は不運の顔をしてあらわれる、という。

不運がやってきたときこそ、いい言葉を使い、まわりを明るくする人に幸運がやってくる。

「いい言葉を使えば『いい運』がさらによくなる」

いい言葉を使う人でありたい。



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