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2018.1.13

「徳」で治める


稲盛和夫氏の心に響く言葉より…

企業経営において、長く繁栄を続ける企業をつくりあげていこうとするなら、「徳」で治めていくしか道はないと私は考えています。

欧米の多くの企業では一般に、覇道つまり「力」による企業統治を進めています。

例えば、資本の論理をもって人事権や任命権をふりかざしたり、または金銭的なインセンティブ(誘因)をもって、従業員をコントロールしようとしたりするのです。

しかし、権力によって人間を管理し、または金銭によって人間の欲望をそそるような経営が、長続きするはずはありません。

一時的に成功を収めることができたとしても、いつか人心の離反を招き、必ず破滅に至るはずです。

企業経営とは永遠に繁栄を目指すものでなければならず、それには「徳」に基づく経営を進めるしか方法はないのです。

実際に、経営者の人格が高まるにつれ、企業は成長発展していきます。

私はそれを、「経営はトップの器で決まる」と表現しています。

会社を立派にしていこうと思っても、「蟹(かに)は自分の甲羅に似せて穴を掘る」というように、経営者の人間性、いわば人としての器の大きさにしか企業はならないものなのです。

例えば、小さな企業の経営で成功を収めた経営者が、企業が大きくなるにつれ、経営の舵(かじ)取りがうまくとれなくなってしまい、会社をつぶしてしまうということがよくあります。

それは、組織が大きくなっていくにつれ、その経営者が自分の器を大きくすることができなかったからです。

企業を発展させていこうとするなら、まずは経営者が人間としての器、言い換えれば、自分の人間性、哲学、考え方、人格というものを、絶えず向上させていくよう、努力を重ねていくことが求められるのです。

しかし近年、日本ではそのようなことを理解する経営者が少なくなっています。

少しばかり事業で成功を収めただけで、謙虚さを失い、傲岸不遜(ごうがんふそん)に振る舞い、私利私欲の追求に走ることで、せっかく手にした成功を失ってしまう経営者が続いているのです。

いまこそ賢人、聖人たちの知恵に学び、「徳」ということの大切さを改めて理解することが大切です。

そうすることが、単に一つの集団の発展を導くのみならず、荒(すさ)みいく日本社会の再生にあたっても、大きな貢献を果たすのではないでしょうか。

『「成功」と「失敗」の法則』致知出版社


『安岡正篤先生は「徳とは無類の明るさのことである」と言われた。

知識や技術は徳ではない。

明るく、人好きで、世話好きで、人に尽くすことができる人こそ、徳のある人なのである』(行徳哲男)

徳とは、相対したとき、自然と頭が下がるような人のことをいう。

利他の心を持ち、けっして偉ぶらず、謙虚で、人から好かれる人。

それが、無類の明るさ。

徳を身につけたい。


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