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2018.8.15

弱き者に対する態度

小林正観さんの心に響く言葉より…

子どもに向かって腹を立てる、怒る、怒鳴る、声を荒げる、ということをずっとしてきたお母さんがいました。

「確かに怒鳴ったり怒らないほうがいいとは思いますが、子どもが口答えをすると、本当に腹が立ってもっと激しく言い返してしまうのです」

イライラしているのは自分、イライラしなくなるのも自分です。

子どもに対してつい強く言ってしまうというのは、その方の弱い者に対する態度を示しているのかもしれません。

もし子どもが見上げるような大男であるなら、たぶん怒鳴りつけたりしないでしょう。

自分よりも体が小さくて弱い立場だから怒鳴っているのかもしれません。

そういう意味で弱い者に対して刃が向いているのかもしれないのです。

ですから私は、そいうことをやめるように提案しました。

そうすると、そのお母さんは、こう答えました。

「でも、世の中のお母さんってみんなそうですよね」

「でも」と話をかわす方は、みなさん同じようなことをおっしゃいます。

「はい、わかりました。よくわかりました」とはなかなか言いません。

「でも、世の中の人ってそうしてないですよね」

「だって、みんなそういうふうにしていますよね」

などと、同じようなパターンで話をかわそうとします。

自分の問題として受け入れなくてはいけないものがあるというように話が向いてきたときに、必ず「うっちゃり」をくわせようとするのです。

おもしろいと言えばおもしろいのですが、これをひと言で言えば「素直でない」と言います。

「受け入れない」ということを前提に一所懸命考えた結果、出てくるのが、そのうっちゃりの方法です。

受け入れることができたら、たぶん「わかりした」と言うに違いありません。

世の中のこと、世の中の人たちはどうでもいいのです。

実際に世の中の大多数の親が子どもを怒鳴っているのか、感情的に声を荒げているのか、私にはわかりませんが、「世の中はそうなっていますよね」というのは自分の都合のいいように言っていることにほかなりません。

9割方の親は怒鳴っていないのかもしれないのです。

自分に都合の悪いことを言われたときに、「世の中の多くの人がそういうふうにしているじゃないか」とうっちゃりをすることはやめることにしましょう。

「そうか、それをやめたら自分は楽になれるんだよね。それをやめたら子どもと関係がよくなるんだよね」と思ったら、素直にそれをやってみてはどうでしょうか?

自分の問題として「そうじゃないほうがいい」と言われたら、「なるほど、そうですね」と受け入れたほうが自分が楽になると思います。

『運命好転十二条: 「天運」を味方にする方法 (単行本)』三笠書房


「怒る」という行為は、たいてい自分より弱い立場の者に向かって発せられる。

自分より強い立場の人に向かって「怒る」ことはなかなかできない。

たとえば、飲食店やコンビニの従業員は絶対に言い返してこないし、反撃してこないと思っているから、怒ったり怒鳴ったりする。

会津藩に「什の掟(じゅうのおきて)」という、藩の子ども達にたいする重要な戒(いまし)めがある。
その中に、

「卑怯(ひきょう)な振舞(ふるまい)をしてはなりませぬ」

「弱い者をいぢめてはなりませぬ」

という、掟がある。

自分より弱い立場の人に、威張ったり、怒鳴ったり、居丈高(いたけだか)になる人は、人間としてレベルが相当低い。

なぜなら、それは、弱い者いじめであり、卑怯な振舞だからだ。

弱き者に対する態度で、その人の人格のレベルがわかる。



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