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2008.4.24 産経新聞
光化学スモッグ
中国発生のオゾン一因
昨年5月、日本全域25%以上

 九州や関東などで4月下旬から5月にかけて観測される光化学スモッグは、中国で発生して季節風で運ばれるオゾンが一因であることが23日、国立環境研究所(茨城県つくば市)などの研究でわかった。首都圏や九州など20都府県以上で光化学スモッグ注意報が発令された昨年5月8、9両日の場合、九州では原因物質の40〜45%、日本全域では25%以上が中国からのオゾンだった。中国の越境汚染の影響を裏付けるデータとなった。

 光化学スモッグは、光化学オキシダント(主にオゾン)が引き起こす。オゾンは、自動車や工場などから排出される窒素酸化物(NOχ)や揮発性有機化合物(VOC)などの大気汚染物質が太陽光(紫外線)を受けて化学反応を起こして発生。光化学オキシダント濃度が上がり白いモヤがかかったような現象が光化学スモッグで、大気汚染防止法により、濃度120ppbを超えると都道府県が注意報を発令する。

 同研究所広域大気モデリング研究室の大原利真室長らのグループは、エネルギー消費や車の台数などから算出した大気汚染物質の排出量に、気温や風速・風向などの気象条件を加味して光化学オキシダント濃度を推計。排出規制によりオゾンの原因物質が減ったのに同濃度が上昇していることから、推計値と実測値の差は中国大陸で作られたオゾンが原因と結論づけた。4月の平均値では、中国起源のオゾンは約10分の1〜5分の1になるという。






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