2008.4.27 産経新聞 |
| 体内蓄積化学物質の影響解明へ |
子供6万人発育追跡 |
環境省 |
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環境省は日常生活で体内に蓄積したダイオキシンや水銀などの化学物質が、子供の発育にどのような影響を与えているかを解明する調査を今秋から始める。妊婦の血液に含まれる化学物質の濃度を測定。その子供の胎児期から12歳になるまでを追跡して、身体や精神、知能の発達との関連を調べる。子供6万人を対象とする世界的にも大規模な調査となる。
同省は10月から、全国5、6ヶ所で計500人を対象とした予備調査を開始。平成22年から本格調査に入り、37年までに中間まとめを行う。
化学物質の影響は、動物実験で毒性が確かめられても、すぐに人間に当てはめることは難しいため、不明な点が多い。同省は調査結果を水質や土壌などの環境基準設定に活用したい考えだ。
調査対象とする化学物質は、ダイオキシンや水銀のほか、ポリ塩化ビフェニール(PCB)、有機フッ素化合物、鉛など体内に蓄積されやすいものを取り上げる。これらの化学物質と、小児アレルギーやアトピー、自閉症、注意欠陥移動性障害(ADHD)などとの関係を調べる。
ただ、化学物質以外の要因が発育に影響を及ぼしている可能性もあるので、住居の種類・築年数、両親の喫煙・飲酒・食事、ペットの有無など生活環境や生活習慣との関係も調べる。
調査では、病院や診療所で受診する妊婦に呼び掛けて6万人の登録を目指す。妊婦にアンケートと科学物質濃度測定のための採血を依頼。出産後は、子供の3ヶ月健診や3歳児検診などの機会を活用して、発育状況を確かめるためのアンケートをする。 |
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