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2013.8.6

一生休まずにする努力

尾車部屋親方、尾車浩一氏の心に響く言葉より…

一番怖いのは怪我ではないし病気でもない。

他人でもない。

自分自身です。

ただ、私も人間ですから、最初から「やってやろう」なんて思っていないわけです。

凡人ですから、「終わったな」「無理だな」「もうダメだ」と思うこともあった。

そこで何かのために頑張るというものを常に持っている人でないとダメだと思います。

今回私は弟子のために稽古場に戻らなければならない、もう一度家族に笑いを取り戻させたいと。

そして願わくば、お世話になった相撲界にご恩返しをするために、もう一度働きたいということが大きな目的でした。

自分のためにやることは、しょせん甘いです。

自分は楽を選びたいもの。

嫌ですよ、苦しいこと、つらいことは。

稽古中もそうです。

親方に「ほら琴風(現役時代の四股名)四股(しこ)を200回踏め」と言われると、200回踏んだ後に、「おふくろのためにもう20回」「俺の出世を待っているおばあちゃんのためにもう20回」と、そうやって四股を踏んできたんですよ。

それがプロの世界、競争の世界です。

だから弟子たちにも言うんです。

稽古が終わった後、礼儀として親方である私に「どうもごっつあんでした」と挨拶に来る。

その時、「ここまではおまえがやったんじゃないよ。親方が言うからやったんでしょ。ここまではやらされたんだ。ここからおまえが誰のために頑張るかだよ」と。

1日10回余計に四股を踏む。

1年で3650回です。

この3650回を大晦日1日で取り戻せませんよ。

この少しの差が人との差になるんです。

でも、これは自分のためだったらやれていなかったと思います。

私はいま、56歳になってもう一度土俵に上がっているような心境です。

おかげさんでこの怪我は1日でも怠けると元に戻るというか、3日も寝ていたら歩けなくなる。

以前は弟子を育て、ある程度相撲界にご恩返しができた後は、女房とのんびり過ごしたいなと思っていましたが、こうなった以上、「一生休むな」と決められた人生なんだろうなと思っています。

現役時代、サインを求められると「稽古に泣いて土俵に笑う」と書いていました。

この怪我によって私も、弟子も、家族も、一度は笑いを失いました。

だけどもう一度心からの笑顔を、笑いを取り戻したい。

最後には絶対に笑ってやる。

「怪我に泣いて、最後に笑う」

今はそんな気持ちでいます。

“怒涛の人生 かく乗り越えん”

『月刊致知 2013年9月号』致知出版社


尾車親方は、昨年、巡業視察中に転倒し、脊髄損傷で四肢麻痺状態になった。

首から下がぴくりとも動かない状態から、手術とリハビリを続け、約1年で杖一本で歩けるようにまでなったという。

自分のために頑張る人は多くいる。

それは普通の人の努力。

しかし、人のために頑張る人は、それからさらに頑張ることができる。

それが、一流の人の努力。

「一生休まずにする努力」

世のため人のために頑張る人は、ときに、超人的な力を発揮する。



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