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2014.10.10

心を寄せ続ける


『はじめての道徳教科書』の中から、心に響く言葉より…

皇后陛下がこれまで体現されてきた「皇族のあり方」の中で深く心に留めているものとして、「皇室は祈りでありたい」というお言葉と「心を寄せ続ける」という変わらないご姿勢の二つを挙げられたことがあります。

「皇室は祈りでありたい」…。

皇后陛下は皇室の役割は祈ることだとおっしゃっています。

何を祈るのか。

国民の幸せや国家の平安、世界の平和を祈ることが皇室の主な役割だとおっしゃっているのです。

しかし、「祈りでありたい」とは、そうありたいと願いながらも、その祈りが出来ていないのではないかとご自身を問われるご姿勢がそこにはうかがえます。

「心を寄せ続ける」にも同じように、一時だけでなく、ずっと心を寄せ続けているだろうか、その人たちの身の上を自分は本当に理解できているだろうかというご苦悩がうかがえます。

「心を寄せ続ける」ことは簡単ではありません。

一時はできても、続けることは難しいことです。

しかし、両陛下はそれをなさっています。

いや、なさろうとしています。

人々の悲しみを受け止め、その「気」をご自身の心の中に抱えながら日々の生活をなさっています。

しかも、果たしてそれができているのかと「恐れにも似た控(ひか)えた気持ち」でご自身を責め、問われているのです。

皇后陛下が平成23年に発表された「手紙」という名前の御歌(みうた・短歌)があります。

「生きているといいねママお元気ですか」文(ふみ)に項(うなじ)傾(かぶ)し幼(おさ)な児(こ)眠る

津波でお母さんを失った岩手県宮古市の昆愛海(こんまなみ)ちゃんのことを歌ったものです。

この御歌に宮内庁が付けた解説には

「東日本大震災に伴う津波に両親と妹をさらわれた四歳の少女が、母に宛(あ)てて手紙を書きながら、その上にうつぶして寝入ってしまっている写真を新聞紙上でご覧になり、そのいじらしさに打たれて詠まれた御歌。

なお、少女の記(しる)した原文は、『ままへ。いきているといいね おげんきですか』」と書かれています。

『はじめての道徳教科書』育鵬社


「喉元(のどもと)過ぎれば熱さを忘れる」という言葉があるが、ことほどさように、我々は大事なことをすぐに忘れてしまう。

大震災のこともその一つだ。

多くの美談もあったが、その反面、筆舌に尽くしがたい悲劇もあった。

皇后陛下のお言葉、「祈りでありたい」、「心を寄せ続ける」。

今、生かされていることに深く感謝し、自分の今できる最善を尽くしたい。


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