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2016.8.9

きれいなところに人は集まる


伊那食品工場会長、塚越寛氏の心に響く言葉より…

掃除によって共感の輪が広がり、理解者が増えていくことを、私も日々感じています。

掃除をしている姿は美しく、感動を呼びますものね。

朝、社員たちが庭掃除している姿を、車で行き交う人や訪れた人たちは毎日見ています。

土地の借用や購入などで「あなたの会社なら、いいですよ」と好意的な対応をしてもらえることが多くなってきた気がするのは、おそらく掃除のおかげです。

きれいにすること、美しくすることは、商売繁盛のコツだと思います。

美しいところには人が集まるのです。

新宿や銀座の土地が、金銀を採取できるわけでもないのに高価なのは、そこが人の集まる土地だからでしょう。

つまり、「人が集まる」ことが一つの価値を生むのですね。

それなら会社も、人が集まる場所にしたらいいでしょう。

都会でも、田舎でも、その道理に違いはありません。

きれいなところに人は集まり、人の集まるところに価値が生まれる。

つまり、会社をきれいにしていくことで、会社の価値が高まるということです。

掃除はもちろん、花を植え、環境整備をすることも、すべてがイメージアップや価値創出につながります。

これこそが商売の基本ではないでしょうか。

かつては設備も、資金も、人材にも乏しかった当社ですが、いまや本社のある「かんてんぱぱガーデン」は、年間25万人ものお客様がが観光や視察に訪れるオープンスペースになっています。

豊かな木立と季節の花々に包まれた庭は、いつも美しく清められ、その中に立つレストランやショップは年間10億円という売上をもたらしています。

掃除を続けることは会社にとって、いわば「もの言わぬ営業マン」なのです。

もちろん、こうした場は偶然にできあがったものではありません。

もともとこの土地は、誰一人見向きもしないありふれた松林でした。

20年前、その3万坪の土地の一角に工場を建てたとき、私は「できるだけ多く木を残そう」と思いました。

これからの時代は工場にも緑があったほうがいい。

緑の多いすがすがしい場所で働いたほうが、社員もうれしいだろう。

そう考えました。

松の木だけでは風情に欠けるので、社員たちと協力していろいろな木や花を植えはじめました。

色とりどりの花が咲く庭に、少しずつ人が訪れるようになりました。

当社のガーデンは、そんなふうに育ってきたものです。

いつも美しく整えられた会社があると、周囲にも「ああなりたい」「うちも負けられない」と掃除や花植えをする人が現れます。

その波が広がれば、町がきれいになり、地域がきれいになり、いずれ国もきれいになっていきます。

すると外国から観光に訪れる人も増えていくでしょう。

結果的に、会社と直接に、あるいは間接的に縁を結ぶすべての人の幸福感が高まります。

これこそ、私の思い描く「いい会社」の姿です。

掃除をはじめ、環境整備に意欲的に取り組みはじめてから、すべてが良い方向へ動いてきました。

掃除という一番の基本がしっかりできようになると、業務上の規則や約束事もきちんとできる社員が育ち、また目的や目標に向かって心を一つにし、意欲的に取り組むような社風が醸成されていきます。

また、きれいに掃除された社屋や工場を見れば、お客様も安心し、製品の品質についても信頼してくださいます。

掃除というのは、人間の営みの基本中の基本なのですね。


『幸福への原点回帰』(鍵山秀三郎&塚越寛)文屋


よく、商店街などでイベントを多くやるところがあるが、イベントはイベントが終わってしまったら、逆に閑散とする一過性のものだ。

恒常的に人を集めるなら、その施設や店舗に本質的な魅力がなければならない。

清潔であること、きれいであること、スタッフが生き生きとしていること、心から満足するサービスがあること、地域社会や環境保護に積極的に貢献していること…。

なかでも、その一番の基本となるものは「そうじ」。

そうじは、モノをきれいにするだけでなく、心もきれいにする。

たとえば…

そうじを始めると、色々なことに「気づく」感性がやしなわれる。

そうじを始めると、思いやりの心が育つ。

そうじを始めると、整理整頓が身につき、ムダがなくなる。

そうじを始めると、自主性が生まれる。

そうじを始めると、なぜか利益が増える。

「会社をきれいにしていくことで、会社の価値が高まる」

掃除の習慣を身につけたい。


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