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2017.4.23

すぐカッとなる人が増えている


心療内科医、海原純子氏の心に響く言葉より…

ささいなことですぐ怒り、いつまでもそのままの人がいる。

かと思うと、ごめんなさい、と謝ったのに機嫌がよくならず、さらに居丈高になって文句を言い続ける人を見かけることもある。

そうした人は「人間ができていない小物」などと周囲から評されるものだ。

実はそうした「怒れる人」は、今現在の出来事に怒っているわけではないことが多い。

心の中にため込んできた古い怒りが、新しく起こったことで浮かび上がり、爆発しているのだ。

だから、このような人の激怒の対象になってしまったら、「ささいなことで、なぜこんなに怒鳴られるの?」と落ち込んだり、逆に怒ったりする必要はない。

怒りはあなたではなく、その人の心のなかにため込んだ未解決のものに向かっているのである。

また逆に、自分がささいなことでいつまでも怒り続けたり、相手が謝っても怒りがますます燃え上がって制御できない方は、心のなかにため込んだ怒りに気づく必要がある。

今、すぐカッとなる人が増えているのは、小さな怒りをため込んでそのことに気づこうとせず、怒りをため込みすぎた人が多いからなのだ。

怒りは自分の身に危害が加わるのを防ぐための感情でもある。

小さな怒りの段階できちんと表現しておくことは、悪いことではない。

むしろ、健康的である。

しかし、「怒るのは小物。ゆとりがない人」という思いのために、つい、にこやかな表情を作ったり、「いい人」をしていたりすることが多いので要注意。

『大人の生き方 大人の死に方』毎日新聞社


精神科医のエリック・バーン博士の理論の中に、「スタンプ収集」というものがある。

スタンプ収集というのは、スーパーとか飲食店で発行するカードで、ハンコ(スタンプ)がたまったら、何かの特典と交換するものをさす。

これは、人間も同じで、怒りや、嫌な感情をため込んでいると、あるときそれが満杯となり、爆発する。

いつもは物静かな人が、ささいなことをきっかけに、暴力的になったり、攻撃的になったり、激怒したり、時には犯罪を引き起こしたりもする。

健康的な精神を保つには、スタンプが満杯になるまえに、このためこんだ感情をこまめに交換(消費)しなければならない、とエリック・バーン博士はいう。

「こまめに怒りを外に出す」とは、その場その場で怒らなければいけない、ということではない。

怒りとは、「あなた」という相手に向けた「あなたメッセージ」。

「あなたメッセージ」には、非難や命令が含まれているので、相手は素直に受け取りにくい。

そうではなくて、「わたしは」という自分の気持ちを素直に伝えること。

自分の心の中の小さな怒りに気づきたい。


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