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2017.6.20

くよくよしない人生


小林正観さんの心に響く言葉より…

人間の「喜び」や「幸せ」というものは、どうも三つのかたちをとるのではないかと、私は思ってきました。

過去、自分に起きたことを全て「受け入れる」こと。

それが全部自分に必要だったと思うこと。

そう思うことで、その一つ一つのこと全て、感謝の対象になります。

これが第一ステップである「幸せ」です。

第二のステップは、その全ての過去を受け入れた延長線上にあるのですが、現在の全てを受け入れることです。

現在の自分を取り巻いている状況を全て受け入れて、それに「感謝する」ことです。

過去の全てを受け入れるのと同じように、全てを受け入れるというのは、「それがなければ、現在の自分がないのだ」と思い定めることです。

そうすると、全てが感謝の対象になってきます。

それは全て「喜び」になり「幸せ」になり、感謝の対象になるのです。

三つ目の「幸せ」というのは、「自分の存在が『感謝される』」という「喜び」です。

自分の存在が(自分がこの世に生まれたことが)、感謝され、喜ばれるという「幸せ」を一度味わってしまうと、“至上の喜び”です。

もう引き返すことはできません。

この「喜び」や「幸せ」を味わうと、何回も何十回もそれを味わってみたくなります。

この「喜び」は、三次元的な「喜び」とは全く異質なもので、「魂がうち震えるほどの喜び」です。

『宇宙を貫く幸せの法則』致知出版社


小林正観さんはこう語る。

「一番つまらないというか、面倒くさい、ゴツゴツした岩に乗り上げながら生きていく人生の人というのは、全部一行ごとに『そこでくよくよする』というのを入れ込んでいるんです。

これが一番大変な、面倒くさい人生の人。

百歳を超えて長寿の人というのが必ずインタビューで聞かれるのは、『長寿の秘訣はなんですか』という質問です。

そして、その答えに必ず入っているのが『くよくよしないこと』です。

長命で気楽に長生きするために絶対的に必要なのは、『くよくよしないこと』なんですね」

人生をくよくよしないで生きるには、過去に起きたことも、現在起きていることも、今の自分に必要なこと、と全てを「受け入れる」こと。

くよくよする人は、「ああすればよかった」「どうしてあんなことを言ってしまったのだろう」「なんであんなことを決めちゃったんだろう」と、思い悩み、負の感情をいつまでも引きずってしまう。

しかし、「全ては自分にとって必要なこと」、「それがあるから今の自分がある」、と肚を決めてしまえば、それら全ては感謝の対象になる。

くよくよしない人生をおくりたい。


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