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2018.12.10

過去基準と未来基準

心理技術アドバイザー、梯谷幸司氏の心に響く言葉より…

過去基準の場合、何かアクシデントが起きた時、しばしば「なぜこれが起きたのか」と自他に問いかけます。

原因を探るために、「なぜ」という言葉を使ってしまうのです。

ただし、その原因が明確になることはほぼありません。

自動車メーカーのトヨタの現場で実践されているトヨタ式カイゼンを真似(まね)して、「『なぜ』を5回繰り返せ」と言う人がいます。

機械の分野ならそれは有効です。

なぜなら機械の不具合であれば、ここが1ミリ厚いのではないか、工程はどうかと、必ず答えにたどり着けるからです。

しかし、それを人間に当てはめて「なぜ」と原因を探りにいってしまうと、人間のメカニズムは複雑ですから、答えは出てこないどころか、具合が悪くなってしまうのです。

企業のコンサルティングをして感じるのは、「なぜ」を繰り返す社長の会社はスタッフもあまり伸びませんし、うつの社員が多いという傾向もあります。

たとえていえば、子供がテストで80点をとったケース。

お母さんが「なぜ80点なの?」と、原因に焦点を当ててしまうと、子供は無意識に言い訳を考え始めてしまうのです。

それに対して未来基準の場合、「何の目的で80点を取ったの?」という質問になります。

そこには大きな目的があるんだね、という前提があるわけです。

「どんな目的なんだろう」と未来に視点が向かいます。

病気も、「なぜ病気になったのか?」ではなく、「何のために病気になったの?」という質問になります。

すると「この病気は何か意味があってやっているのだ、何かに気づく必要があったんだ」という前提が生まれます。

しかし、「なぜ病気になったのか?」を追求し始めると、過去に焦点が当たり、「何か悪いことがあった」という前提で話が進んでいってしまいます。

過去と未来、どちらに焦点を当てるのかで、身体の反応や脳の動きが大きく変わってしまうのです。

【過去基準】

行動する時、「なぜ」それをやりたいのか理由を考える。

また、自分の行為がうまくいかないとき、「なぜ」うまくいかないのか、原因を考えるパターン

【未来基準】

行動するとき、「何のために」それをやりたいのか目的を考える。

また、自分の行為がうまくいかないとき、「何のために」うまくいかないのか、別の目的や新たな利用法を考えるパターン

『なぜかうまくいく人のすごい無意識』フォレスト出版


未来志向の人は、その先を考える。

たとえば、病気が治るのが最終目的だと思ってしまうと、病気が治ったとたん、目的がなくなり腑抜(ふぬ)けのようになってしまう。

しかし、何か自分が本当にやりたいことがある、そのために病気を治したい、というのなら病気を治すのは単なる途中の一過程となる。

ビジネスの世界でもそれは同じこと。

それを本書の中でこう書いてある。

『立ち上げた会社が一部上場企業になったある創業者。

さぞお金の優先順位が高いだろうと思って聞くと、1位「信頼」、2位「貢献」、3位「成長」ともっともらしいことが出てきます。

これだけ稼いでいるのにお金が上位にないなんておかしい…。

最初は謎だったのですが、よくよく聞いていくと、判明しました。

すべての価値観にお金が紐づいていたのです。

1位「信頼」を大切にしているとファンが増えて売上げ拡大につながる。

2位「貢献」は社会に貢献すれば恩恵を受ける人増えて売上げにつながる。

3位「成長」は成長が新しいビジネスの発見につながって売上に結びつく。』

つまり、病気と同じで、お金の先に確固たる目標ややりたいことがある。

何のためにお金が必要なのか、ということ。

それが未来基準。

真の目標をクリアーすれば、おのずと途中のお金もついてくる。

未来基準で生きていきたい。



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