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2019.6.4

笑ってごらん

中村天風師の心に響く言葉より…

《心の支配によって》

人間がどう勝手に脚色しても、すべての神経系統は、肉体の支配を受けているものではなく、精神=心の支配を直接に受け入れて、生命維持の運営作用を行っているのである。

この大事実は、いくらよい薬を用い、栄養を豊富に摂取し、その他の肉体的の方法を実行しても、心が消極的である限りは、健康一つでさえ思うように建設できず、ましてや運命開拓の力などは思いもよらないが、これに反して心がその病に負けず、また運命に脅(おびや)かされないという積極的態度を堅持できれば、あえて薬やその他の肉体的手段や方法を特に採用しなくても、十分に健康や運命を確保し得ることで明瞭に証明されるのである。

いずれにしても、心の態度が人生に与える直接的な影響は、多言する必要のないほど、切実なものであるだけに、瞬時の間といえども油断なく、その態度の積極化に努力すべきである。

《なぜ「心」を自由にできないのか》

「何で、万物の霊長たる人間でありながら、その万物の霊長たる人間の特徴ともいうべき“心”を、自分で自由にできないか」

いま、申し上げたようなことを考えなすったことがありますか。

わかり切ったことでわからないことが、これなんですから。

体は右むければ右むく、左むけば左むくんだが、心は腹立てちゃいけないときに腹が立ったり、心配しちゃいけないときに心配したりする。

ちょいと夜、寝際だって寝ることを考えなければ寝られるのに、わかっていても神経過敏な人間はすぐ知っていることでもって、却って自分自身を迷わせちまうことがあるでしょう。

それをあなた方は当たり前だと思っているところに、当たり前でない間違いがあるんだぜ。

腹立つときは腹立つし、悲しいことがあれば泣くし、つまんないことがあれば失望しちまう。

これが人間の心だと思っている。

だから、「病のときに病を気にするのは当たり前だ。病を気にしなきゃ、そいつは馬鹿だ」と思っている。

しかし、馬鹿だと思われている奴が本当は利口で、馬鹿だと思う奴が馬鹿だということを知らないんだ。

私もその仲間だった。

どうです、いま言ったようなことを考えたことおありですか?

『ほんとうの心の力』PHP

中村天風師は、本書の中でこう語る。

《笑ってごらん》

悲しいな、と思って泣くでしょう。

よけい悲しくなる。

これがダブルページだ。

腹が立った。

こん畜生、と思って、やい、なんて言うと、よけい腹が立つ。

反対に、今度は僅(わず)かな喜びを、非常に大げさに喜ぶと、僅かな喜びは、非常な嬉しさになる。

わからなかったら、うちへ帰って鏡を見て笑って見ろ。

おかしくも何ともなくていいから、誰もいないところで、人がいたら変な人だと思われるから。

鏡に映して、へへへへ、ウフフフ、と笑って見ろ。

どんなお多福でも、笑い顔は憎いものじゃありません。

うちへ帰ってやってごらん。

ウフフフ、エヘヘヘと、人知れずやってごらん。

何となくおかしくなるから。

おかしいな、という気分を出しただけでも、人間、心の中には愉快な爽やかさが出て来る。

「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」と、ストレス学説の創始者、ハンス・セリエ博士は語っている。

また、逆に『楽しいから笑うのではない。 笑うから楽しいのだ』という、ウィリアム・ジェームズ博士の言葉もある。

これは、悲しいという心を変えることは難しいが、無理やり「笑う」という行動をとることによって、楽しい心に変えることができるということ。

それは、体が病気になるのであって、心まで病気になることはない、ということでもある。

口ぐせを変えたり、考え方と言葉を変えることによって病気は治ることがある。

つらいとき、うまくいかないとき…

小さなことに喜びを見出し、面白くなくても、まずは機嫌よく笑ってみることが大切だ。



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