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2019.7.14

「はい、わかりました」と言って首を縦に振る

小林正観さんの心に響く言葉より…

若い頃、旅行作家というのが私の本職でした。

本来、講演は私の仕事ではありません。

ただ日没までは旅行作家としての仕事がありますけれど、日が沈んでしまうと私の仕事は終わってしまうので夜は暇です。

ということで、頼まれて講演の仕事をするようになりました。

なぜ旅行作家の自分が講演をするようになったのかというと、基本的には自分で話をしたいからではなく、頼まれたからです。

「好きでやっているのではないですか?」

はい、好きでやっているわけではありません。

でも嫌々来ているのでもありません。

「では好きで来ているのですか?」

いいえ、好きで来ているわけではありません。

「嫌々やっているのですね」

いいえ、嫌々やっているのではありません。

では、どちらなのですか。

はっきりしてくださいと言われるのですが、嫌々やっているのでもなく、好きでやっているのでもなく、ただ淡々とやっているのです。

みなさんは、人生の中で好きなのか嫌いなのかはっきりするようにと言われて育ってきたと思いますが、実は人生には第3の選択というのがあります。

それは、自分の人生について評価・論評をしないという生き方です。

いいとか悪いとか、論じない。

淡々と生きるということです。

そこの感覚を身につけたらものすごく楽になります。

好きでやっているのではないし、嫌々やっているのでもない。

ただ自分の人生について評価・論評をしない。

いいとか悪いとか、好きだの嫌いだの、これが気に入ったとか気に入らないとか、好ましいとか好ましくないとか、そういうことを一切論評することをやめてみましょう。

これは、相手がいる場合もそうです。

いちいち、反論しないことです。

基本的に首を縦に振ると免疫系が強化され、首を横に振ると免疫が弱くなるようです。

だから、肯定的な人生を送る人は病気をしにくい。

否定的な人生を送っている人、つまり首をいつも横に振っている人は病気をしやすいのです。

人間の体はものすごく面白くできているのです。

ですから、首を縦に振る練習をする。

それも人のためではなくて自分のためです。

いちいち反論しない。

いちいちけんかをしない。

いちいち拒否をしない。

いちいち否定をしない。

「はい、わかりました」と言って首を縦に振っている人は常に元気です。

病気をしないということです。

そのように人間の体はできているみたいです。

『みんなが味方になる すごい秘密』KADOKAWA


小林正観さんは、例えば、会社にいやな上司がいたときの対処法は5つあるという。

1つ目は、上司に嫌なことを言われたとき、上司が参ったというまで「説得する」「やっつける」という方法。

2つ目は、こんな上司のもとでは仕事ができないからと、「会社を辞める」という選択。

3つ目は、「我慢しつづける」。

4つ目は、「気にしない」こと。

5つ目は、「気にならない」こと。

この、どんな目にあっても「気にならない」というレベルは最高の境地だ。

何かを頼まれて長くやっていると、「好きだからやっているんですね?」と言われることがある。

あるいは、子どもが親の会社を継ぐ場合なども同じようなことを聞かれる。

世間では「好きなことを仕事にしなさい」という話が常識として通用している。

でも、案外、自分が好きなことには客観性を持てない。

のめり込んでしまうからだ。

その点、頼まれたことを淡々とやると、長く続けることができる。

「頼まれごと」は、天から下されたギフトのようなものだ。

神さまからの「頼まれごと」だとするなら、いちいち評論も評価もしないし、第一そんな不遜なことはできない。

「頼まれごと」には…

「はい、わかりました」とさわやかに言って、首を縦に振ることができる人でありたい。



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