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2020.5.29

腹を立ててみせるという方法論

小林正観さんの心に響く言葉より…

赤ちゃんは、生まれてきたときには、三つの感情しか持っていないようです。

“安らぐ”というのが一つ目。

安らいで、スヤスヤ寝ている。

それから、お腹が減ったとか、おしめが濡れているとかの要求、要望があるときに、それを訴えるために“泣く”というのが二つ目です。

赤ちゃんは、目が合うとニコッと笑います。

なぜ、笑顔が本能に組み込まれているのかわかりませんが、その“笑顔”が三つ目です。

赤ちゃんは、この三つの感情しか持ってきていないようです。

母親が見ているとわかりますが、怒ったり、悲しんだりというのはありません。

怒りとか、悲しみ、空しさという感情を、もともと人は持って生まれてきてはいないのです。

これらは全部、親や社会から後天的に刷り込まれたもののようです。

本当は、人の中には怒りの感情などというものはない。

もともと平静で穏やかな心が、立ち上がってくる(起こってくる)ことを“怒る”“腹が立つ”と言います。

その状態がない(起こらない)ことを“怒らない”“腹が立たない”と言います。

じゃあ、どうして腹が立つのでしょう。

腹を立ててみせているのです。

腹を立ててみせるという方法論を親や社会から後天的に学習したのです。

気に入らないことがあったら、周りにいる大人たちが怒ってみせる。

そのときに、子どものほうは圧倒的に弱い立場だから、口答えをしなくなります。

腹を立ててみせて、声を荒げてみせることで、相手が一歩二歩、譲歩してくれて、自分の思うようになる。

だから、そういう方法論を学んであとから身につけただけであって、もともと人は、腹を立てるという本能は持っていないらしい。

宇宙現象として、腹を立てる状況というものもない。

自分が勝手に腹を立てているだけ。

演技しているだけです。

だから、安らぎと笑顔のときは、人は疲れませんが、怒ったあとは疲れます。

もともと持っていないものを演技して見せているだけだから、ものすごく疲れるのです。

本来、人には怒りの感情がないということに気がついてしまうと、腹が立たなくなります。

問題を解決するために、(怒ってみせる)というやり方を後天的に覚え込んで、代々遺伝のように受け継いで、この方法しかないように使ってきましたが、これからは(笑顔で言う)解決方法を親が教え込んでいく。

そうすると、子どもは笑顔で解決するという方法論しか覚えません。

人間が本能的に持っているもの、先天的な遺伝というのは、美しい笑顔なんですから。

『この世の悩みがゼロになる』大和書房


三つの感情《やすらぐ、要望を訴える(泣く)笑う》以外の感情は後天的についたものだという。

「怒る」「威張る」「すねる」「嫉妬(しっと)する」「やきもちをやく」「キレる」「見下す」「イライラする」等々の感情だ。

これらのネガティブな感情とは反対に、ポジティブな感情もある。

「感謝する」「素直」「思いやり」「謙虚」「寛容である」「慈悲深い」「勇気」「元気」「希望」「慎み」等々。

我々は、「怒って見せて」相手を思い通りしようとしている。

同様に、「威張って見せて」「すねてみせて」「嫉妬してみせて」「やきもちをやいてみせて」「キレてみせて」「見下してみせて」「イライラしてみせて」…。

相手や、周りを思い通りにしようとする。

「腹を立ててみせる」ことによって周りを屈服させたり、言う通りさせようとする。

それは、「威張って見せる」「すねてみせる」「嫉妬してみせる」…等々、みな同じ。

「腹を立ててみせるという方法論」ではなく…

笑顔で問題を解決する方法を手に入れたい。



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